二階堂運人の『吾は巷のインタビュアー!』

「送る.運ぶ」という手段の裏に隠された本当の目的とは

タクシーコラム記事、公開です。

日刊spa!さんでのコラム連載記事です!

第1回と第2回です。

 

⚫︎「あおり運転」をされるのが日常のタクシードライバー、対策を語る」 

https://nikkan-spa.jp/1679985

 

⚫︎第一車線はタクシードライバーの戦場…コロナ禍で激化する客の奪い合い

https://nikkan-spa.jp/1682079

 

 

コロナ禍での宅配便の現状

世の中の出来事にすぐさま敏感に反応する物流業界。その中でも宅配業界は特に反応が凄い!

前の東日本大震災の時は、宅配便の歴史上最大の荷物量。配っても配っても減らない荷物。

今回のコロナ禍も同じようなことが……宅配便に関わる全て人が戦々恐々だったが、蓋を開けてみれば……。

コロナ禍の中、現場で働いている宅配ドライバーの現状を記事にまとめました。

 

『荷物激増の配達員たちが何とかパンクしない訳』

二階堂運人 東洋経済オンライン

https://toyokeizai.net/articles/-/354574?display=b

マスクシンドローム

周りを見渡せば、異様な光景……マスク姿の人々。

 

街ゆく人のマスクの下の顔を想像して楽しんでたりしてましたが、今となっては数の多さに想像することが億劫になってきました(笑)

 

かなり前のCMに「メガネ〜は、顔〜の一部です……」ってのがありましたが、まさしくマスクは顔の一部となってきています。

 

そんなこともあってか、マスクをしていない人を見ると不自然に思い、そんな人たちに怪訝な顔して冷ややかな視線を送る人を目にします。

 

でも、そんな人たちだってポリシーなどでマスクをしていないのではなく、それなりの理由があるかもしれません。マスクをしたくてもマスクがないとか……。

 

 

つい先日、マスクをしていない人が車に乗ってきました。

 

「おっ、運転手さん、しっかりとマスクしてるね」

「そうですね。お客さんに安心してお乗りになっていただいので、車内の除菌処理もしっかりと」

「そうだよね。世間ではタクシーは濃厚感染で敬遠されがちだけど、ある意味1番安全かもね。なんせ、客と運転手がお互いきっちりすればいい話だからね」

「ありがとうございます」

「あっ、俺マスクしていないけど気にしないで」

「マスク、どこも品薄ですからね」

「俺、マスク持ってるよ。マスクしないのが、俺のポリシーだから。大丈夫、大丈夫、運転手さんからたとえ感染ったて文句いわないから」

 

 

どういうポリシーだがわかりませんが、

ポリシーうんぬん以前に

 

マスクは

人から感染らないためにするものか、

人に感染さないためにするものか、

マスクするにしても意識がとっても重要な気がします。

 

この新型コロナの出現で、人というのが試されている気がします。

コロナとタクシー「やっぱりタクシー、それでもタクシー」

銀座に浅草、秋葉原、観光地という観光地は人が少なっ! 休日となればゴッタ返すのに……。

 

実際のところ世間に新型コロナウイルスを公表した時点、「これから感染の恐れがあるから気をつけましょうね」というのが用意スタート! ってなわけじゃなくて、公表される前から感染は始まっているんですよね。

渡航に制限かかる前に多くの中国の方が日本に訪れていますし、感染した人たちだって少なからずいると思います。

 

じわじわ、そろーりそろりと『やつ』迫って来ていたのでした!

 

そして、

「タクシー運転手、新型コロナウイルスに感染!」

 

でも、この運転手は乗客から感染したのではなく、新年会の屋形船で感染した可能性が高いとか……。

 

そうなれば、なぜタクシー運転手という肩書きを前面に出し報道するのか……

 

ある意味タクシーに対する疑念、社会の不安の期待に応えるかたちの報道になって悪意ありありに感じるのは私だけでしょうか……。

 

もうこうなってはタクシーに対するイメージは払拭できず、

「ほれみろ、やっぱりタクシーだ〜〜」

 

たしかにタクシーなんて乗り物は、密室、密閉、濃厚接触。

運転席と後部座席の距離も短し……。

料金清算する際などさらに短し……。

 

そんなタクシーを控える人が増え、吾らの売上も下降気味。

 

でも、その事がかえってタクシーという乗り物は安全だよって言ってるように思えるんですよね。

 

何故かって……それは、社会の目がタクシーという乗り物に目を向けられているから。

 

そうなるとタクシー業界だって黙って指をくわえるわけにはいきません。あれやこれや対策を練って、世間の信用を得ようと必死になります。

 

乗務員のマスクの装着義務

室内換気の徹底

消毒剤の常備

etc

 

逆に守られた空間になると思うんですよね。

 

電車やバスのように多くの人が乗るような乗り物は、どうしても有効な手立てが限られてしまいます。

 

タクシーは、運転手と乗客のみ。

お互いが意識し合えば、防げるんです。

 

でも、どの世界にも決まりごとに背く輩はいますね。

マスクなしでの運転手、そんなタクシーはスルーしましょう。そんな運転手に限って風評に文句を言うんですよね。

 

 

介護をされるために、生きている

病院のタクシー乗り場に付けたときのこと

 

杖をつきゆっくりと車に乗り込んで来たおばあさんが、ため息交じりにこんなひと言を言ったんです。

 

『できれば、早く楽になりたいんだけどね』

 

余程病院で待たされたのか、はたまた日頃生活からなのか、おばあさんの疲労感漂う苦笑いを見て

 

「そんなことありませんよ、生きてればきっといいことありますよ!」

 

なんて無責任な言葉もいえない。何かその場の雰囲気を和ませる気の利いた言葉が出て来ないんです……。

 

『この子のためにも……』

 

と、またもやおばあさんがポツリ……。

 

気配を感じ、んっ! と後ろを振り返った時にもう1人乗ってきました。

 

見るからに、おばあさんとあまり変わらない年の男の人……。なにやら少し苦しそうに咳き込みながら乗ってきました。

 

夫婦と言っても何も違和感がないくらい2人……。

 

道中、何かと気を使いおばあさんを労わる高齢の息子さん。

息子さんも時折、苦しそうな咳をしながら、自分も介護を受けてもいいくらいの健康状態なのに……。

 

 

 

おばあさんがポツリと……。

 

「この子に介護という苦労をさせるために病院にいくなんて」

 

私に話しているのか、それとも独り言なのか、僕がリアクションに窮している時に、

 

息子さんがポツリと……。

 

「でも、2人一緒に出掛ける所って言ったら病院しかないだろ」

 

啜り声を出していたので、泣いていると思いきや、ルームミラー越しに後ろを見ると

 

楽しそうに笑っていました。

 

何だかホッとしたような、しないような複雑な感じになったのは、僕だけでしょうか。

 

 

⚫︎老老介護の現状
・日本国内における在宅介護者の年齢分布です。

80歳以上・・・・・12.9%
70~79歳・・・・・24.8%
60~69歳・・・・・31.0%
50~59歳・・・・・21.4%
40~49歳・・・・・8.0%
39歳以下・・・・・2.0%
※厚生労働省「国民生活基礎調査の概況」
実に、7割以上が60歳以上で占めているのが現状です。
今後は、もっと多くなるのは目に見えています……。

・介護者は誰か?

配偶者・・・・・25%
子・・・・・・・21.8%
子の配偶者・・・9.7%
父母・・・・・・0.6%
その他の親族・・1.3%
別居の家族等・・12.2%
介護事業者・・・13.0%
その他・・・・・1.0%
不詳・・・・・・15.2%
※厚生労働省「国民生活基礎調査の概況」
意外に割合の少ない、介護事業者。

ニュースなどでよく目にする、介護に関する事件。止むにやまれぬ事情とはいえ、もう他人事で済まされない問題になりつつあります。

タクシードライバーは石コロ

運転中の僕の存在は、既に消されていることが多いんです。

 

それも「居る」ではなく「ある」という存在になるんです。

 

時には、であり

=酔っ払いの戯言、絡みに耐える

 

時には、風になびく

=お客さんの話に反論せず相槌をうつ

 

のように、気配すら感じない存在になったりするんです。

 

そんな石だからこそ、そんな草だからこそ色々と話しかけてくれるのです。

 

どうせ、2度と会わなくてもいい存在。

言ってみれば、一期一会の世界ですから。

 

だから、色々な内輪話をしてくれるのです。

だから、愚痴を言ってくれるのです。

 

時には、母親にでも駄々をこねるような理不尽なことも言えるのです。

(ちょっと困りますが💦)

 

タクシーは、人を目的地にお連れするサービスであり、旅客運送業と位置付けされています。が、実際は、不動産賃貸業なのです。

それも超〜〜短期物件を扱う商売なのです。

まぁ、厳密に言われれば、常に動き回っているので不動産とは言えませんが、車内という場所を提供しているのです。

 

車内という密室で異質の空間。

その中で垣間見る人間模様。

無言の中にドラマがあり、溜息の中に人生がある。

 

あっ、手を挙げたお客さんが前方に……。

それでは、どんな人間ドラマがあるか……。

 

これから、ストーリーテラーとしてお伝えできればと思います。